2009.9.11~9.20の10日間の日程でエジプトに行って来ました~。

一人海外は緊張だけど、この上ないほどの楽しい旅に大満足。
中でも
ナイル川クルーズラクダに乗ったことは一生の思い出。



 
ラクダは 「ボッタクられるから乗るんじゃない」
  「臭いよ~」

 なんて行く前には脅かされていたけどね(笑)
そのほか、エジプトの噂は・・・

・トイレではバクシーシというチップを常に要求される

・写真を一緒に撮ってもバクシーシを要求される

・エジプト人は日本製の「ペン」を欲しがる
・日本の1000円札で色々なものが買える
・お釣りはもらえないものと思わなければならない
・いくらでも値切れる
・列車や飛行機が遅れるのは当たり前

などなど、その真意かはいかに?

ということで、旅行中メモしていたことを中心に記憶が新しいうちにUPしてみました。
でも所々、嘘かいてたらごめんなさいって感じの旅行記です。

 

 

 


【9月11日 1日目】

千歳空港に朝7時集合(げげ)。JRは札幌駅から6時に乗らないと間に合わない。でも地下鉄が6時始発。どうするんだ?と思っていたら、高速バスが近くから出ていることを教えてもらいました。バスに乗って千歳空港へ。集合っていうからほかに同じ飛行機に乗る人いる? と思ったら、誰もいない(笑)。旅行会社のカウンターに行ってとりあえず往復のチケットをもらって関空へ。関空から14時15分のエジプト航空に乗り込みました~。

ルクソール経由にてカイロへと向かう飛行機。飛行時間は約15時間(悲)。その間、映画でも見れるかな?と思っていたけれど、やはり日本の航空会社と違うよね。以前NY行ったときは、各座席にTV画面がついてたけど、これにはありません。でも、席が空いていて2人分の座席を確保して横になれたのはラッキー。怪しげなポーチが配られ、中には「靴下」「イヤホン」「アイマスク」が入っていた。遅めのランチは牛肉・魚・チキンの中からチキンを選んだ。思いのほか美味しいと思ったけど、これはまだ日本で作られてる食事だもんね。


日本時間で20時を過ぎた。お腹すいたよ~。オヤツ持ってくればよかったと後悔した頃、おにぎりが1個配られた。まさかこれが晩御飯?とビビル(笑)。そのあとにピーナッツも配られて、ようやく夕食がやってきた。今度はエビカツ丼・牛丼・照り焼き丼の中からエビカツ丼を選んだ。しばらく眠ってようやくルクソールへ到着。日本時間は朝の4時半頃だけど、時間を7時間戻して21時32分。そこから空路カイロへ。米ドルは関空で両替したけど、空港で日本円からエジプトポンドに5000円分両替。その後バスで約30キロのギザへ。

ギザに到着。バスに乗って、ホテルに到着したのは深夜の2時半頃。ダブルの部屋で、バルコニーもついていて、とっても綺麗なこのホテル。かなりテンション上がります。エジプトでは、水道水を飲むと危険。歯を磨くのも出来れば避けた方がいいらしいのでミネラルウォーターを買っておいた。移動中のバスの中で、買えるのがありがたい。2本で1$だから1本50円くらいで安い。すぐにでも爆睡体制に入れそうだけれど、唯一心配なのが朝。1人旅行が、朝気が抜けない。モーニングコールは鳴る(らしい)けど、あてにならないという噂だ。


【9月12日 2日目】

朝7時。モーニングコールはちゃんとかかってきた。ロビーに行くと怪しい箱が積まれていた。朝食はテイクアウト。。箱はデカイけど、中身はちょっとチープかな(笑)箱が嵩張るので、中身だけを取り出してリュックに詰める。これから食事ではたびたび(ほとんど)パンを食べる機会が多かったけれど、エジプトのパンは意外に美味しいのだ。それからヨーグルト。これは朝には必ず出てくるのです。

駅へ向かい、電車で3時間半揺られる。想像はしていたけど、やはり車両は古い(笑)座席は指定席になっていて、一人掛けと二人掛けの座席がある。一人掛けの座席でゆっくりのんびり。治安はそれほど悪くなさそうだけれど、荷物はしっかり斜め掛け&カメラ入りのリュックは足に引っ掛けて足元に置く。でも、すぐに熟睡したかも。一人旅の緊張も、この頃にはすでに、一人って気楽~って思えてました(笑)


アレキサンドリアの街に到着。今回の旅行はカメラが2台とメモリーカードは合計で10G、電池6セット+充電器と万全の体制だったので、街並みもいっぱい写真に収めることにする。基本的にポーズ写真よりもスナップが好きな私には、エジプトの街並みは面白い。都会的な一面もあれば、牧歌的な風景にも出くわす。新しいものと古いものがごっちゃになってる感じもいい感じだ(笑)

ほぼ初めての観光地。ポンペイの柱を見学。プトレマイオス朝の巨大な図書館の柱がある。ここで今さらながらちょっと後悔したのは、エジプトの歴史、、、遺跡とか、王様のこととか、もう少し勉強してくればよかったってこと。でも、とりあえず写真だけはしっかり撮ろう。このあとローマを逃れたキリスト教徒が隠れて礼拝したカタコンペの地下の遺跡を訪れたけど、ここは写真撮影禁止なのでした。


アレキサンドリア国立博物館へ。宮殿みたいで美しい建物です。中はフラッシュは禁止ですが、撮影はOK。なんとなくエジプトを訪れた~って感じがしてきた。エジプトで日本人観光客も犠牲になった1997年のテロがあって以来、街中や観光地に警察官が銃を持って警備していて、観光地やホテルの入り口では必ずセキュリティチェックを受ける。でも「ピー」と鳴っても止められない。形だけ?大丈夫か?

エジプトの道路は車とバイクと馬と人とロバがゴチャゴチャになってます。街中を走っている車は、カクカクしていてノスタルジックなのが多いかな。日本車もよく見かけるし、ドイツ車も多い。でも、現地ガイドさんの話によると、今いちばん人気はヒュンダイだとか、、不確かな記憶ですが(笑)。そういえば目の前で人と車がぶつかる瞬間も目撃した。日本だったら救急車を呼ぶところだ。でも、運転手は手をあげて謝っただけ。それで済んでしまう。しかもぶつけられたのは警官だった。


昼食は初めてレストランでの食事。実はこの時期、エジプトはラマダン!アルコールを出せない店もあるという事前情報でしたが、この店はキンキンに冷えたビールが出てきました。もしかしたらエジプトも日本と変わらないかも~と思っていたらアマい!これほど冷えたビールはこれ以降出てきません(笑)ちなみにジュースは2$くらい。ビールは5$くらいです。エジプトは米ドル、エジプトポンド両方使えます

レストランで食事をしたあと、屋上の景色が素晴らしいというので、登ってみた。エレベーターは扉が手動式でちょっと怖かったけど、行ってよかった。まるで色とりどりのミニカーを並べたみたいなこの景色、好きです。地中海に面した街、アレキサンドリア。ちょっと南国っぽい。


再び列車でカイロへ向かったあと、バスに乗ってギザへ向かい、寝台列車「ナイルエキスプレス」に乗るために駅に到着。やっと休める・・・と思いきや、列車到着まで、まだ2時間もある(悲)。その2時間も、あてにならず、遅れることもシバシバだとか。駅は人でいっぱいで、座る場所を確保するのもやっと。売店のスナック菓子はどれも怪しげな感じがするけど、店員さんがオススメのポテチとクラッカー、そしてスプライトを買った。値段を聞かずに買ったけど、全部で14ポンドだから日本円で280円くらい。ボッタクられてはいない(笑)

ようやく列車に乗り込みました。想像していたよりちょっと狭い。各部屋に洗面台がついているけど、水はチョロチョロしかでない。これなら洗髪はムリ。各車両についているトイレも、停車中はしちゃいけないとか。それって、そのまま線路上に落下させるってこと?そんなことを言われても、列車がいつ停まるかわからないのだから、もし用を足しているときに、停まったらどうするんだろう。さらには5$で買ったビールは温いし、夕飯に添えられた「肉」はナニ肉?ってくらいまずくて、ちょっと不安になる(笑)


客室内は禁煙。飛行機も15時間我慢したし、吸えなきゃ仕方がないと思うけど、通路は吸えます(笑)。でもなんとなく気兼ねしてたら、車掌室の近くに灰皿発見。車掌さんが「おいでおいで」というので、一緒に喫煙タイム。この車掌さん「コーヒー飲む?」って言うからコーヒーをご馳走になった・・・と思ったら、あとから2$請求された。まあ寝台列車の飲み物はサービスではないと聞いてたし、一緒に写真を撮ってくれたお礼。最後に1$でいいチップも2$にした。携帯灰皿もあげた。そしたら今度はタダでコーヒーをくれるという。「本当にタダ?」「I amジェントルマン!」。そのあともういいって言うのにコーヒーを持ってきてくれた。結局タダでコーヒーを3杯飲んだけど、お腹チャポチャポ。最後には「ペンをくれ」と言われたけどあげなかった。

【9月13日 3日目】

寝台列車はどうなることかと思いきやいつの間にか爆睡デシタ。シャワーを浴びられないのは辛いけれど、過酷というほどではない。でも私は2人用の個室を1人で独占できたから良かったけど、これで大人が2人だったらちょっとキツイかも。2段ベッドで眠るのはいいけど、起きてるときに足を伸ばせないもんね。片時も離れたくないラブラブカップルにはいいかもしれないけどね。。そうして朝に列車が到着したアスワンにて観光開始。カイロから約600km南に位置するとあって暑い。まずはアスワンハイダム。東京ドーム164個分らしい。


270キロの道のりを、バスで走る、走る。さらに南のアブシンベルを目指す。ここでもバスに銃を持った警察官が乗ってきた。観光バスは毎日決まった時間に集まって、まとまって走るそうだ。確かに、砂漠でバスが動かなくなったりでもしたら大変だし。バスの故障・・・よくあることなんです。バスが路肩に停まっていて、運転手さんがなんかゴソゴソやっていて、乗客が外に出ていたら、そのバスは故障中だということを、このあと身をもって学ぶことになる(笑)。

アブシンベルに到着後、まずはホテルで昼食。牛肉料理だというけど、日本の牛肉とはナンカ違う(笑)。エジプトではやはり、パンがいちばん美味しい。そのあと2時間ほどホテルで休み洗濯をした。Tシャツは日数分持ってきたけど、ホテルに戻るとすぐにシャワーを浴びたくなる。靴下も頻繁に取り替えたい。洗剤持って来て良かった~。ちなみに脱水をしなくても、Tシャツは2時間くらいでカラカラに乾く。ジーンズも一晩で乾く。部屋は広くてのびのびだけど、1人だとちょっとセキュリティ的に不安ぎみ。鍵は開かなくてフロントの人に来てもらったし、部屋にヤモリも出る(笑)。


アブシンベル宮殿を見学。外の温度はナント42度。ひえぇ~。でも乾燥しているので、汗はかいてもすぐ乾く(笑)。ちなみにどこの観光地でもアメリカ人はランニングに短パン。日本人はサングラス&帽子&ストール&長袖&長ズボン&日傘(笑)。大神殿と小神殿をゆっくり見学。そして、夜にもう一度。夜は「音と光のショー」っていうのをやっていて、この日は日本語で放映されていた。でも期待していただけに、ちょっと残念な感じ。ライトアップされた神殿は綺麗だったけど、ショーは函館の野外劇の方が面白いかも(笑)

ホテルで夕食。「少しでいい」と言ったのに、私の皿だけ罰ゲームのようにご飯が山盛り。でも、この頃から他のツアーの人たちと仲良くなり始めていたので明るく盛り上がる。私以外は皆関西人!ケンミンショーでやっていた「ウェイパーって一家に一個あるの?」って聞いたら、みんなあるという(笑)。そこで手でピストルを打つ真似をして「バーン」ってやったら、倒れる振りをしてくれる。さすが関西人だ~!ちなみにこの日、お土産屋さんでラクダのぬいぐるみも値切ってくれた!1個1000円が4個で1000円になった(笑)みんなと仲良くなれていい感じで眠りについたけれど、朝になったら悪夢が。


【9月14日 4日目】

朝から水が出ないのは、端っこの部屋だからか!?と思っていたら、街中断水ということで復旧のめど立たず。仕方がないので、ミネラルウォーターで顔を洗う。朝食後のんびりしていたら、時間を間違えて遅れてしまった。かなり焦る(笑)昨日きた道のり270キロを再びバスでアスワンへ戻る。途中、砂漠の砂を持ち帰れるところでみんなが夢中に砂を取っている光景が面白い。取らなかったのは私だけかも。だって、持って帰ってもどうしようもできない。そういえばずっと昔、、、高校生のころにちょっといい感じだった男の子から甲子園の砂をもらったことがあったっけ。。

アスワンに到着してすぐに、3泊するナイル川クルーズ船にチェックイン!すごく大きな船で豪華で、部屋はホテルかと思うくらい設備が整っていて、しかも部屋は4階で眺めがいい!とテンション最高潮に達した。と思ったら、マヂで鼻血でた。これにはアタシもびっくり。体調は万全だと思っていたけど、やはり暑かったのか。鼻血なんて子供のとき以来だ。船は夜中に移動して朝に街に到着。停泊している間は出入りが自由なので、乗り遅れる人がいないように、船から出るときはカードを渡されて、戻ってくると回収される。それで人数を数えてるようですが、そこはエジプト・・。ちゃんとチェックされているかは微妙です(笑)


街で3000円分をエジプトポンドに両替した。ほとんどが米ドルでOKなんだけど、遺跡の入場料はエジプトポンドでなければダメなところがある。エジプトは物価が安いのに、入場料は意外と高い(笑)。切りかけのオベリスクを観光。かなり暑い。なぜか犬がいて、ちょっと焦ったけど、暑さのせいか動かない。とにかく暑い。早く船に戻りたい。

船の客室は禁煙。でも、そのおかげでいいことはたくさんあった。日中はとても暑いので観光は朝の6時くらいに出発し昼に船に戻ってくる。そのあとサンデッキで一服していると、仲良くなった関西の方々他、見知った日本人が集まってきて盛り上がる。夕方には「アフタヌーンティ」というコーヒータイムがあって、コーヒーか紅茶が無料で飲める。夜に街へ繰り出すことも出来る。近くにある市場ではストールが1$でたくさん売ってた。タバコも最初は1箱5$って言ってたのに、最後には5箱4$でGET!この日も値切ってくれたのは、関西のお友達です。


3泊4日のクルーズ中は、観光&食事、シャワーを浴びている時と寝ているとき以外の時間はサンデッキで過ごした。一緒に集ってる皆さんに、私が小説を書いていることも、打ち明けちゃった。そしたら「ナイルの落日」っていうタイトルまで考えてくれた。いいね、いいね。帰ったらエジプトをネタに書きたい意欲が沸く。朝もほとんど一番乗りでデッキにやってくる私。早朝には水兵さんたちが、こんな感じで働いてました~。カワイイ。

船の食事はすべてバイキング。朝も昼も夜も、たっぷりの食事が用意されている。パンの種類も豊富だし、ヨーグルトも、色んな味がある。「結構食べるね」と言われるくらいしっかり食べ続けていたので、体の調子もすこぶるいい(笑)。一人旅は好きな時間に好きなだけ食べられるのがいい。でも「早くしなさい」と言う人がいないから、ゆっくり準備をしてしまい、朝食タイムはいつもギリギリだったかな。


【9月15日 5日目】

朝早起きしてコムオンボ神殿を見学。船から下りて徒歩で行った。観光地が7時からやってるっていうのも、すごい。コムオンボ神殿はハヤブサの神「ホルス神」ワニの神「ソベク神」の為に建てられたといわれていて左右対称の2重構造になっている珍しい神殿・・・らしいです。何が書かれてるのかはよくわからなかったけど、壁画がすごかった。

10時半から船内案内ツアーがあるというので参加してみた。もちろん英語なので、ほとんど聞き流し。でも、この船ではすべての料理にミネラルウォーターを使っているので、安心して食べてくださいっていうのはなんとなくわかった。言われなくても、安心して食べてるけどね(笑)。調理人の方と一緒に写真を撮ったけど、バクシーシは請求されませんでした(笑)。船内ではいろんな国の人が話しかけてくる。このときばかりは「帰ったら英語を勉強しよう」と思うんだけどね。


ホルス神殿観光。ここにも犬が。でもやはり暑いのか動かない。どうやって食べてんだろう?誰かの飼い犬とは思えないけど。。ここではお土産屋さんに入ってみた。Tシャツは1枚2000円だったのが、3枚で1000円まで値が下がった(笑)。でも良くみたら色褪せがすごい。胸のところと袖のところが違う色だったり(笑)。それを指摘すると洗濯できれいになるという。嘘だ。なのでやめた。ファンタを買ったけど15ポンド。1本で300円は高いけど、観光地はそんなものらしい。

またまたサンデッキタイム。この船にはプールもある。1人だから入らないよね、、、と思ってたけど、水着持ってくればよかったな~。でも、ビーチチェアにごろんと横になっているだけでも気持ちいい。実は同じ一人旅ということで仲良くなったOサン。この旅行で禁煙を開始するといって煙草を持ってこなかったのに、なんと市場で1カートン買ってきちゃっていました(笑)。私が気持ち良さそうに吸ってたから?でもモク友が出来たおかげで、旅はさらに楽しくなる。


この日は水門を渡るという。水門!?よくわからないけれど、デッキには人が大勢集まっていた。夜、夕食前にはカクテルパーティがあるので参加してみた。アルコールとノンアルコールのカクテルがずらり。アルコール入りを飲んだけれど、まったくのジュース(笑)。夕食後はガラベイヤパーティ。ガイドさん曰く、陽気に踊るのはギリシャ人。踊るなんてとんでもないと、腕を組んでじっとしているのがドイツ人だそう。ギリシャ人は、衣装も着替えてノリノリ!

【9月16日 6日目】

今日はうんと暑くなる予定なので、5時朝食、6時出発。まずは王家の谷を見る。ここはカメラの撮影は禁止。ちょっと前までは良かったみたいだけどね。なので、入り口のところだけ撮影。いくつかのお墓があって、1人が入れるのは3箇所だけ。日本にもある「穴あけ」でチケットに穴を開けられ、3個穴が開いたら終わりです。ツタンカーメンのお墓は別料金で入りました。


ハトシェプスト葬祭殿を見学。遊園地にあるような乗り物で移動。現地衣装を着た人がいて、一緒に写真を撮ろうと言ってくる。っていうか、勝手に入ってきてバクシーシを要求される。1$くらいだから、記念にいいかもしれないけど。どこの観光地でもそうだけど、日本人を見ると「山本山(ヤマモトヤーマ」と言って話しかけてくる。この日は暑すぎて、とっても仲良くなったNちゃんKちゃんと、アイスを食べた。あとで知ったことだけれど、1997年のテロがあったのはここだったんですね。

メムノンノ巨像を見学。もう最高潮に暑くて、撮った写真はこの3枚だけでした。観光客がいっぱい。物売りの人もいっぱい。エジプトではほとんどの観光地で「1000円!1000円!」と言って人が近づいてくるのは本当デシタ。1個1000円が5個で1000円になって、最後には10個で1000円になるのも夢ではない。でも、ピラミッドの置物とか、重たいものが多い。それだと帰りの飛行機で重量オーバーになるし。持って帰っても困るし(笑)。


午後からはカルナック神殿見学。世界一大きな多柱式建物で、134本の柱があって、まだ色彩が残っているところもあって・・・と見所満載なのですが、もう暑すぎるので、ここでもカフェへ移動(笑)。ファンタオレンジがこんなに美味しいなんて日本にいるときは知らなかった。そういえば6周回ると幸せになれるという「ふんころがしの像」があったけど、回らずに終わる。

こちらはルクソール神殿。規模が大きいカルナック神殿のあとなので、圧倒される感じはありませんでしたが、、、。空いている時間に現地ガイドさんにイスラム教について聞き出す。浮気はダメ。風俗はナシ。婚前交渉もナシ。お見合いをするときは、女性の家に行く、、などなど。面白かったのは日本へ旅行に行ったとき夜の繁華街で「お兄さん、お兄さん」と言われるのが怖くて早々にホテルに引き上げて眠ったとか(笑)。「旅の恥はかき捨てじゃないんだ。神様はどこで見てるかわからないからね」といったのが印象的。いい人だ。


早めに船に戻る。一日に2回のベッドメイキングでは、タオルがこんな形になっている。全室そうなのだろうと思っていたら、4階だけらしい。ラッキー!Oサンの部屋ではベッドに誰か寝てるというので写真を撮らせてもらった。その前はゾウだったというのでベッドメイキングの人に「次はゾウにして!」と言ったら笑顔でOK!楽しみにして部屋に戻ったら「犬」だった(笑)。「エレファント」って言ったはずなのに、私の英語はまったくもって通じなかったか。でもかわいいから許す。ここでちょっとコナンのことを思い出す(笑)夜はベリーダンスショーをみた。

船最終日。近くにお店やさんが並んでいたので、一人でプラプラ歩いてみた。ネタ的にTシャツは買って帰ろうと思っていたので値段交渉をしてみる。でも関西のお友達がいないので心細い(笑)。結局、これはオマケだとか、トータルで値引きするよと言われて、総額140$ほどのものを全部で80$で打ち止めにされる。かなりの値引きだとは思うけど、エジプトでTシャツを1000円以上出して買うのは納得が行かない。60$まで下がれば即OKなんだけど、かなり厳しい。小袋もつけるよとか言うけど、そんなのはどうでもいい。結局、煙草を1カートンつけて80$で交渉成立。最後に「ペンをくれ」と言われたけど、もってなかった。


【9月17日 7日目】

ルクソールから飛行機でカイロへ。ここでちょっとした事件発生。ほんの一瞬、チケットをなくして焦る。どうやら待ち時間をカフェで過ごした後、ジーンズの後ポケットに入れたみたい。そのままトイレに行って落としてしまったらしい。トイレに行くと、白人のご婦人たちが、どこにとどけたらいいいのかしら?という顔でチケットを持ってくれてました。アイムソーリー。その後、とてもちっちゃい飛行機で飛ぶ。ちなみにエジプトでは、空港内の撮影は禁止です。

カイロのエジプト考古学博物館を見学。とにかくでかくで迷子になりそうだった。ミイラの部屋はちょっと不気味。見ごたえはあったけれど、エアコンが効いてないので暑い。博物館の営業時間の関係で、昼食が後回しになっていたからお腹もすいてきた。中は撮影禁止です


やっとの昼食。実のところクルーズはすこぶる良かったけれど、4日目ともなるとちょっと料理には飽きてきていた。今日はビーフストロガノフを食べられると言うことで期待していたけど、正直「また船かよ!?」って感じ(笑)。エジプトではたぶん観光客向けに船上レストランが多くあるみたい。味もイマイチな感じ。

ホテルに到着。五つ星のラムセスヒルトンに2連泊。部屋からの眺めもステキ!でも、ひとつだけ気になるのはバルコニーの扉がオートロックだということ。それって外に出たまま鍵が閉まっちゃったら、どうなっちゃうの?部屋に人がいれば開けてくれるけど、私は1人。朝まで発見されないということもありうるとビビッて、外には出ないことにした(笑)。このホテルにはカジノもあったけど行かなかった。お土産屋さんのお兄さんはちょっと日本語が話せる人だったので、楽しんで買い物ができた。


夕食は中華を食べる。昼食が遅かったので、あんまりお腹は減ってないけど、味はまあまあ春巻きが美味しい。ラマダンの時期なので、夜の町はとっても賑やか。エジプトではマックとケンタッキーをよく見かける。豚肉を食べない食文化にケンタッキーはぴったりだ。でもマックはあまり人気がないそうだ。口に合わないらしい。

【9月18日 8日目】

メインイベントのピラミッド見学始まり!やっぱりエジプトと言えばピラミッドでしょ。まずはギザの3大ピラミッド「クフ王」と「カフラー王」と「メンカウラー王」。スフィンクスがケンタッキーを眺めているかどうかは不明ですが、ココのトイレはいちばん高いらしい。普通は1ポンドでOKなのだけれど、ここは2ポンドだとか。3人で5ポンドでもOKだったけど、他の人は1人で5ポンド札を出したらお釣りがもらえなかった。


カメラマン「サード」。日本語で書いているのが面白くて写真を撮ってみた。ちなみに観光写真は1000円で撮影してくれる。ピラミッドを手に載せたりつまんだりして写真を撮ってみたけどイマイチ。やっぱりこれは1人じゃ無理かな。共同作業が必要かも。その後ピラミッドの中に入る。かなり長い距離を、屈んで歩かなければならない。かなりの登り坂&下り坂。年配の方大丈夫か?と思っていたら若者より元気だ。

待望のラクダに乗った。本当は別に乗らなくてもいい・・・くらいの気持ちだったけど楽しすぎた(笑)。乗るつもりのなかった人たちも乗っていた。みんな楽しそう。図々しくもカメラを渡して「いっぱいシャッター押してください」とお願いしてラクダに跨る。ラクダの上からも写真を撮ろうと思ってたのに、怖くて手が離せなかった~。ちなみにこのラクダ乗りは5$。遠くまで乗せていって貰ってボッタクられないように注意。


仲良くなった方とか、他の観光客の方とか写真撮らせてもらった。今回の旅行は「夫婦ってナンだ?」とヒジョーに考えさせられた。リタイアして、第二の人生を二人で楽しんでる方たち。まだ40代の先輩夫婦も、旅の間ずっと手を繋いでた。理想の夫婦像だな。「介護みたいなもんですよ」と言ってたけど、どうみてもラブラブ。

メンフィスの遺跡を訪れ、ラムセス2世の巨像を見る。体長が15mというのはすごい。それからダハシュールの「屈折ピラミッド」と「赤のピラミッド」を見学。ギザのピラミッドだけかと思っていたら、ピラミッドっていっぱいあるのね。しかも観光地化してない方が原風景な感じ。砂漠の中にデーンとそびえるピラミッドに感動。


昼食はケバブ料理。外で焼いているナンが美味しい。サッカラの階段ピラミッドへ向かうはずが、途中でバスが止まる。エジプトではガソリンの品質が非常に悪い。砂や泥が多く含まれていて、それが溜まってしまうらしい。だからバスの運転手さんは、整備も出来る。手を真っ黒にして復活させた。でも、立ち往生していたのは1時間以上。車内はエアコンもきかないので、みんな外へ脱出。その後は予定を変更して夕食を食べに行く。

【9月19日 9日目】

モーニングコールがならない。と思ったら、45分遅れでかかってきた(笑)。バスが新しくなった!青いネオンが光ってる。でもエジプト人によると、前のバスはドイツ製。これはエジプト製なので、前のバスの方が良いバスだったらしい。それにしてもエジプトの車は古い車が多いのに、見かける観光バスはどれも新しい。新しくても壊れるんだな。このあと路肩に停車しているバスを見かける。「あれも故障中だな!」



サッカラの階段ピラミッドを見学。ここにも犬がいた。決して吠えないので、番犬ではないらしい。ついでにネズミもいた。

絨毯屋さんです。もちろん買うつもりはありません。モノはよいのかもしれませんが、非常に高いです。ランチョンマットくらいの大きさのがあって、見本か?と思ったら、1万円くらいします。ちなみに絨毯を作っているのは、ほとんどが子供。カメラを向けると、ニッコリ微笑んでくれましたが、やはり買いませんでした。



町のシンボル、モハメッドアリモスク。1824年に建設が始まって、1857年に完成したそう。中は土足厳禁なので、靴はスーパーの袋に入れて持ち歩く。飛行機の中でもらった靴下持ってくればよかった。ココで役に立つのかも(笑)。イスラム教は女性は肌を見せてはいけないので、緑色の羽織るものが用意されている。上からの景色は最高。

スルタンハッサムモスク。今から約650年前のマルムーク朝時代の代表的なモスク。ここは外からちらっと見ただけ。ここでも周りには警官がいっぱい。みんな銃を持っている。でも本物の警官は10人に1人だと教えられた。「残りの9人は偽者!?」エジプトならありうるかも。と思ったけどそうじゃない。この国には徴兵制があるのだ。


エジプトで食べる最後の料理。昼食はパスタ。でも、日本のパスタとはイメージがちょっと違った。ペンネタイプなのは良いとして、味がちょっとね。しかもこのレストランも船の上。「また船かよ!?」(笑)。昨日バスが故障したお詫びに、ドリンクを一杯サービスしてもらった。そのドリンクで、みんなで乾杯!

エジプト最後の観光は、キリスト教の教会、聖ジョージ教会。ここオールドカイロ地区には、原始キリスト教を源流とするコプト教の人々が集まっている。猫も集まっている。あ~これで終わりなのか。帰りたくないなと言う気持ち半分、そろそろ帰りたいかなという気持ち半分。


飛行機に乗ってしまった。行きと違って座席はほぼ満席状態。なので、1人1座席。思ったより疲れはなかった。でも機内食は、行きより明らかにまずい(笑)。帰りは関空直行なので、飛行時間は12時間30分デシタ。

関空到着。でも、これからが長いのです(笑)。関空ラウンジで5時間くらい時間をつぶすことになった。でも、想像以上に快適。まずは300円の別料金でシャワーを浴びる。個室に入ってインターネットし放題。おまけにソフトドリンクも飲み放題。旅行会社から3時間分の無料チケットを頂いてたので、追加料金1000円ほどで十分寛いでしまった。帰りに冷凍たこ焼きを買う。これが帰国後初の日本食か!?ナントちとセイキの飛行機で一緒だったのはダル!?


【まとめ】


・トイレではバクシーシというチップを常に要求される→YES(1ポンド渡すと紙をくれる&蛇口をひねってくれる)

・写真を一緒に撮ってもバクシーシを要求される→YES(たいてい要求されるのは1$)

・エジプト人は日本製の「ペン」を欲しがる→YES(値切るときやバクシーシの代わりに使う。4色のペンだと尚可)

・日本の1000円札で色々なものが買える→YES(Tシャツやマグネットをまとめ買いできる)

・お釣りはもらえないものと思わなければならない→YES(特にトイレ利用時は小銭を用意!)

・いくらでも値切れる→YES(怪しい店ほど値切れる。ホテルの売店などはちょっと厳しい)

・列車や飛行機が遅れるのは当たり前→YES(列車はいつ来るか、誰もわからない。到着時間もかなりアバウト)

 

・ビールやワインは冷えていない→YES

・バスはよく故障する→YES

・車道を渡るには勇気がいる→YES(近寄ってくる物売りよりも、道が怖くて市場に行くのは一苦労)

 
 

・エジプト人が日本人女性をお嫁さんにしたいのはナゼ?→以前テレビで「おしん」を見たから

・エジプト人が知っている日本語は→山本山、もうかりまっか~
・ファンタを注文すると→ミリンダが出てくる
・スプライトを注文すると→7UPが出てくる

 

・持って行くと便利なもの→冷えピタ、洗濯洗剤、日本製のボールペン、1000円札

・持って行かなくていいもの→雨傘(雨は年に2・3度しか降りません)
・持って行かなくていいもの→ドライヤー(ホテルについている。なくても外に出たらすぐ乾く)
 
 

【エジプト旅行 あとがき】

 今回の旅行は、とても印象に残る旅になった。たぶんこの先いくつかの国を訪れたとしても、人生を振り返ったとき、かなり上位に入ると思うくらい楽しすぎた。なによりも船の上で過ごした4日間。そこで一緒に参加した方ととても仲良くなれたし、色んな話も出来た。
 禁煙破ったOサンや、その他人生の先輩たちから頂いたお話は貴重だね。日本に帰って来てからも、NちゃんKちゃんとはメールをやり取りして、またいつか会おうって話してる。←Nちゃんは、2度北海道に遊びに来てくれました!!関空に到着したとき、ただひとり乗り継ぎの待ち時間が長い私に「一度家に帰って車を持ってきて、岸和田のだんじり祭りに連れて行ってあげるよ」と言ってくれたKさん。お疲れのところそこまで甘えるのはどうかと遠慮したけど、とても嬉しかったです。「芥川賞、直木賞!アナタのおかげで人生に楽しみが増えたよ」っていってくれたSさん、ありがとう。
 旅行中は失礼にも、先輩の方々を「ちゃん」付けで呼んだり、「キャプテン」だとか「りゅうちゃん」だとか勝手にあだ名をつけたりしちゃってたけど、許してください。
 そして現地ガイドのMOS。楽しくためになる話をありがとう。なんだか日本人じゃないって気がしなかったよ(笑)。最愛の奥さんと、生まれたばかりの赤ちゃんと幸せになってね。札幌は寒いし、ススキノが怖いから行きたくないって言ってたけど、待ってるよ(笑)。
 そしてH社のYさんには、とってもお世話になりました。ツアーの参加者たちがこんなに仲良くなるのはスゴイって言ってくれたけど、それはまとめ役のYさんのおかげ。旅行のことだけじゃなく、家族のこと、仕事のこと、見習いたいこといっぱいでした。

 こんな感じで、単なる観光だけじゃなく、たくさんの人と出会って触れ合って、一回り大きくなった錯覚に陥っている私(笑)。色んな価値観があるからこそ、色んな生き方があるってことも教えられた。それも日本旅行じゃ経験できなかったことだと思う。それに一人だったからこそ、経験できたことだと思う。でも、20年後、30年後はラブラブで行きたい(笑)。

 さてさて、、、、今度はどこに行こうかな・・・と、カレンダーとお財布と、相談中の私デシタ。